2016年01月04日

ピアノの指は、休みでも弾いているだけあって、
まあまあ動くのですが、
仕事は3日も休むとどうしたものか、
昨夜オーダーが入ってからドリンクを出す、
簡単なおつまみを出すのに、妙にぎこちない自分がいました。
「あれ」
「考えてる・・・」
もう何十年とやってきたサービスも、
数日やらないだけで動きが悪くなるのは、
もしかしたら加齢のせいかと思ったりする、
以前は感じなかったことです。

端から見たらわからないでしょう。
ほんの一瞬のことですから。

例えばオーダーで、5つドリンクが入ったとします。
アルコール、ソフトドリンク、温かいもの冷たいもの、
それらをいかに早く手際よく出すか、
「そんなの、大して変わらないでしょ?」
いえいえ、やり方によって全然違います。
一番遅いのは、ひとつずつ仕上げていくことで、
ウーロン杯なら、
グラスを準備、氷を入れる、お酒を入れる、ウーロン茶を入れる、かき混ぜる、
次にカルピスソーダなら、ウィスキー水割りなら・・・
そうやっているうちに、最初の氷が溶けてしまう、
ホットなら冷めてしまう、
生ビールなら泡が消えてしまう、
店では、同時に作っていきます。

まずそれぞれのグラスを用意、氷を入れ、アルコールを、
見計らって冷えたジョッキを出して注ぐ、
お湯割りなら先にお湯を、その後アルコール、
ウーロン茶などで割ってかき混ぜる (ステアと言います)、
ソフトドリンクを注ぐ、
最後に生ビールの泡を足して一気に出します。

当たり前ですが、
ドリンクは早ければ早い方が良い、
特にお酒は、乾杯などもあり、
待たせる店は、まずその時点で評価が下がると思います。

どのドリンクにどのグラスか、
各レシピに必要なものは何と何か、
作業手順はどうするべきか、
それらをすぐに頭の中で描き作業にかかる、
カウンター越しにお客様の様子を見ながら、
時には話をしながらですから、
ちょっとでも考えてしまったりすると、
作業がぐんと遅くなってしまうのです。

これは、みなさんの料理などでもそうでしょうね。
それぞれ手際が違うと思います。
早い、不味いじゃしょうがないけれど (笑)
ドリンクの場合、大抵誰が作ってもそんなに変わらないので、
(特殊なカクテル等は別です)
早いに越したことはないのです。

昨夜のお客様と、カラオケの合間、世間話をしました。
音楽で食べるのは大変、
その道目指してレッスンし、学校を出ても、
個人で音楽家として活躍できるのはほんの一握り、
あとはそれに関係する仕事、
先生だったり、専門の楽団員になったり、
全く関係のない仕事に就く人も多いでしょう。

僕の場合も、
音楽はネタで、頂いているのは主がドリンク料、サービス料、
これがあるから成り立っているわけで、
20名、30名のライブも、
一人で回しているから、なんとかトントンに、
お客様にもお得な値段で案内出来るのです。
スタッフ一人雇っていたら、当然給与が発生し、
お客様にその分が跳ね返るか、
そうでなければ、いずれ無理が祟って店がアウトになる (笑)

芸は身を助けると言います。
ピアノが弾けることで、
僕のことをそう言う方も多いのですが、
僕としては、それより店のサービスの方、
ドリンクをいかに早く出すか、
オーダーを一回聞いただけでまとめて全部覚えられるか、
(書かずにです)
そちらが芸、
いずれはピアノの方が芸だ、と言えるように・・・
まだまだ先のことですね。
posted by セキシュウ at 21:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする