「久しぶり」「覚えてる?」と聞いてきました。
同世代くらいの男女、
聞いてきたのは男性です。
「えっ?」
う〜んと焦る、
「あっ」と思い出し、
「もしかして、あっちのカラオケボックスの頃からいらしてた」
「タグチさんですか?」
ハズレ〜 (笑)
タグチさんが少し老けた感じと思ったのです。
最近、夜のお客様をすぐに思い出せなくなりました。
「そう言えば」と交わす会話で思い出す、
昨夜もしばらく経って、
「そうだった」と当時の記憶が甦り、
もう一度その男性の顔を見て、
「こんな顔つきだったかなぁ・・・」と。
男性は、店でのあるシーンを覚えていました。
それを僕も覚えていて、
「あ、あの時に・・・」
「いらっしゃいましたか・・・」
たぶん8年か9年か前のこと、
いや、もっと前かな。
そんな曖昧な状況でも、
男性がマイクを持ったら、

「この唄い方」
「たしかに・・・」
「いたいた !!」(笑)
不思議ですね。
顔は覚えていなくても、唄い方は覚えている、
すっかりカラオケスナックのマスターが染みついてきた (笑)
しかし、お客様を思い出せないのには困ったものです。
まぁ、それだけ多くのお客様と会っているという証拠なのですが、
それはお客様にとっては関係ないこと、
覚えてないと感じ悪いのは確かです。
男性がポロッといいました。
「いや、申し訳ないけど」
「もう無くなっているかと思ってたよ」
でしょうね。
殆どの方が、AMANEがここまで持つとは予想しなかったと思います。
「申し訳ないなんて・・・仰るとおりですよ !!」
笑って答えました。