2018年10月27日

歌と絵

面白いと思うのは、
たまたまなのでしょうが、僕がデビューの3曲を、
歌詞を覚え、ある程度の余裕を持って唄えるようになった頃に、
夜、久しぶりの常連さんがチョロチョロといらっしゃる、
昨夜もそうでした。
美容師のお二人、
ドリンクを作りつつ、即、話を、
デビューに驚くのは毎度のこと (笑) そのまま、その勢いで3曲を唄います。
このパターン、幾度となくやってます。

反応はそれぞれ、好みもそれぞれで、
パパの作りばなし、帰りたい場所、波に寄せてと、
どれが一番、というのは分かれるのですが、
それこそが、どれも特色がある、ということでしょう。
昨夜は、最後の、波に寄せてのフルートに反応、
「一瞬、尺八かと・・・」
音色に哀愁があるのです。
上里さんのピアノが、周期的な波の様子を表現する、
そこに川村さんのフルートが情感を加えていく、
まるでキャンバスに絵を描いていくように、
心地よい演奏で唄わせてもらうのですから最高!
歌唱後の間奏の入り方も絶妙です。

これが、まさかテイク1だった、
一発オッケーだったとは、あとで聴けば聴くほど驚きですが、
先日、若松社長が仰った言葉、
制作屋さんも聞いてましたが、
「うまく行く時は、ススッとなんでも行くんですよ」と、
逆にそうでない時は、
「どんなにお金をかけて、宣伝をしても、売れないんです」
という社長の業界の話を思い出しました。

これは、制作に携わったことがある方ならよくわかる、
自然体で出来たものの方が素晴らしい、
狙って、企んだものは、それが見え隠れして、
いわゆる、わざとらしくなって、つまらないものになるのです。
「何度も何度も録り直して」
「結局、最初のが一番良かったことって」
「よくあるんですよ、アマネさん!」とは上里さんが僕に、
その道一筋の方が仰るんですから、間違いありません。

しかし、CDの演奏を聴けば聴くほど、
自分の未熟さがわかります。
歌、じゃないですよ、歌はもともと未熟 (笑) ピアノです。

矢崎さんとは絵の話をしました。
絵と額縁とマットの関係です。
歌と伴奏に似ている・・・
絵が歌、額縁とマットが伴奏、
「絵より額縁が目立っちゃいけないんですよ」
「そしてマットの役目も重要」
矢崎さんも額縁販売一筋の方、
絵をいかに良く見せるか、極意を知っていらっしゃるのです。

矢崎さんの前で、波に寄せてを唄ったら、
上里さんのピアノを、
「マットのようだ」と仰いました。
絵と額縁の間にあり、なくてはならないものですが、
その存在を気にする人は少ない、
けれど、あるからこそ、絵が引き立っている・・・

面白いですね。
デビューはとても光栄なことです。
にも増して、
熟練の方々と、このような経験、会話が出来ることが、
何よりの財産です。
ありがたい限りです。
posted by セキシュウ at 20:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする