2010年08月14日

夜の迷子3

夜の世界というのは昼間とは全く別の世界です。
たとえば、どんなに偉い方でも、お酒を飲んで態度の悪い方は嫌われる、
いくら名刺を出して身分を明かしても、「だから ?」と言われる、
地位も名誉も、はたまた経済力も関係ない世界です。
経済力って、お金がたくさんあれば、店から歓迎されるのではと思うかも知れませんが、
そのお金って、どういう種類のお金でしょう ?
もしかしたら借金かもしれません。
人を騙してせしめたお金かもしれません。
「それでもお金なんだから、たくさん払ってくれれば良いお客さんじゃない ?」

こう思われた方は少し考え方を変えた方が「お店に喜ばれるお客様になれる」、
というのも、お店側にとって好ましくないのは、
「お店のためにいっぱいお金を使った」と恩を着せるお客様を増やすことだからです。
よくいるでしょ ?
「この店で、いくら使ってると思ってるんだい !」
その方に不条理なことをしてしまったのなら別ですが、そうでないなら、
お店側としてみれば、
「それだけアナタを楽しませているでしょ ?」が言い分です。
話が逸れましたが、夜遊ぶときの参考にして下さいね (笑)

僕が夜の世界に足を突っ込んだのは成人する前、
今のように経営者として客観的に考えるようなことは出来ませんでしたが、
若さの特権「直感力」で、夜の世界をどうすれば泳いでいけるのかを感じ取り、
昼間の社会の序列とは違う、「夜の遊び人」の序列の階級を上げようと努力したのです。
今では笑い話ですが、ディスコでもっとも居てはならないお客様はサラリーマンでした。
白いシャツにネクタイ・・・
その姿がダンスフロアーにあると、
「げっ、ださい」と失笑され、お店の品格が疑われたのでした。
お洒落に着飾って優雅に踊るべきところで、
ネクタイをハチマキ代わりに奇声を上げながら騒ぐサラリーマンは用なしだったのです。
多くのお店はお客様を選んでいました。
お店に好ましくないと思われるお客様は入店を断っていたのです。
それでも儲かる時代でした。

僕が上に書いたように「お金をたくさん払えば誰でも良いお客様」と思わないのは、
結局は若い頃にお客様を選ぶお店でずっと働いてたからなのでしょう。
現に、よくお客様から、
「あなた、ここは十条よ」と言われますし、
常套句の「あなた、何でこんな所にいるの ?」は誉め言葉ではありますが、
裏を返せば痛烈な皮肉でもあると思うのです。

たしかに一昔前までは、お洒落な街にお洒落なお店が当たり前、
それなりの人たちが住んでいる所にそれなりのお店、
その街の名前だけで「良い店」になっていた時代がありました。
しかし今はネット社会、何でも検索する時代です。
場所はどこであれ、行きたい店には行くのです。
ピンポイントで遊びに行く時代です。
もっと言えば、お洒落な街に、地元に住んでいるお洒落な方達だけが集まっているのか ?
まさか ! でしょう。
行ってみたら、一度来てみたかった方達の、お上りさん達の観光名所だったりするのです。
マナーの悪さに頭を抱えている街も多いといいますね。

さてと、
今日はこのくらいで。
回想録のつもりでしたが、現実も交えて少々の「愚痴話」になってしまいました。
あしからず (笑)
つづく、かも ?
posted by セキシュウ at 09:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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