年も押し迫ってきて、何かとお酒を飲む機会が増えると思います。
注意しなくてはならないのは飲み方、
お酒がもたらす「落とし穴」にはまらぬよう、気をつけたいものです。
昨日の某役者さんのニュースなどは最たる例で、
可哀想と同情するも致し方なしと思っている方が多いでしょう。
ついこの前、AMANEでも一触即発のシーンがありました。
3人連れのグループ客が2組、
片方の中の酒癖のよろしくないお客様が、
もう一方のグループのお客様に吐いた暴言が事の発端、
一瞬、空気が凍りましたが、吐かれた方のグループの長が機転を利かせ、
事無きを得ました。
「ここで騒動になったらマスターに迷惑がかかる…」
あとでポツリとおっしゃいました。
「何だこの野郎」となっても全くおかしくない状況だったのです。
その方が冷静で助かりました。
お酒は気持ちを大きくさせます。
ブレーキがかからなくなります。
普段なら我慢できることも、できなくなる、
得てして喧嘩やもめ事も起こりやすくなります。
けれど、「お酒を飲んだんだからしょうがない」は一昔前の考え方、
今は「そこまで飲むな」の時代、
それでも飲みたいのなら、迷惑のかからない自宅で、自分の部屋で飲めでしょう。
節約ブームが「家飲み派」を増やしただけではないと思います。
ストレス発散で飲みに行ったはずが、面倒に巻き込まれて逆にストレスになった、
だったら家で飲んだ方がよっぽどいいと思う方が増えたこともあるでしょう。
コンビニのおでんが売れるわけです。
上の者が下の者を連れて飲みに行くというのも減っていると思います。
最近の若い人達は、上司に誘われても嬉しくないという話を聞いたことがあります。
ちょっとビックリ、僕かサラリーマンだった20代の後半は、
上司に誘われたら嬉しくてホイホイついていったものです。
今はこんな稼業で、誰からもお誘いを受けませんが (笑)
もし今でもサラリーマンだったら、
例えば上司の木村さんが、「関、飲みに行こうか ?」と言えば、
「ハーイ !」と元気よく答えて、
「どこ行きます〜 ??」と聞き返すでしょう。
かなりの、お調子者です (笑)
とにかくお酒は楽しく。
そして控えめに。
とことんまで行くと全てを壊しかねないという事を肝に銘じて…
これは、僕ら酒場稼業からのお願いでもあります。
2010年11月26日
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