今日の昼過ぎまで降り続きました。
店の隣は材木屋さんで、
広い敷地内は舗装されておらず、
出入りの車で出来た轍に、水たまりが多数、
都内で土のある場所を探すのは困難で、
しかも轍となると、そうはないでしょう。
「希少価値があるな〜」なんて、
よそのうちを眺めながら思う・・・(笑)
そのまた隣は、この辺りでは大きな駐車場ですが、
以前は銭湯でした。
しかしその記憶も既に遠く、
もちろん利用したこともなく、
いつ頃まであったかも覚えていません。
「居座ってしまった・・・」
今更ながら十条という街に住み着いた年月を思います。
まさかという気もします。
縁あって十条でカラオケボックスの経営を始めたのは、
多店舗展開している最中で、数ある中の1店舗、
「ここにどうしてもカラオケボックスを出したい」と思って始めたわけではないのです。
平成6年のこと。
それから数ヶ月後、僕は、十条の店を軌道に乗せ、
他の店に回る、
そして、また舞い戻ってきたのが平成9年、
そこからはもうずっと十条ですから、あと少しで20年です。
振り返ればいろいろありました。
カラオケボックスが十条だけになり、
およそ人間とは思えないような生活をする中 (苦笑)
ふと自分が幼い頃ピアノを習っていたのを思い出し、
ただひたすら弾いた、というか鳴らした、
弾けるなんてものじゃありません (笑)
弾きたくて弾きたくて仕方なかったのも、
今となっては遙か昔の出来事です。
AMANEを始めた時、
カウンターの酔客相手に、
「僕はこの店に賭けているんだ」と言い放ち、
あまり態度のよろしくない、品の悪いお客様を何人も帰しました。
それはどちらかと言えば建前で、
単に酔っ払いの酒癖が悪い人が面倒だっただけ (笑)
ですが、いつの間にか、その放言が本当に、
「賭けているんだ」と感じ始めたのは、
「草原」を作った頃からだったのかも知れません。
昼前、所用で通った道に白木蓮が濡れながら咲いていました。

まさに散らんとしている美しさ、
その迫力にしばし見とれました。
「今の僕は・・・」
まだまだここまでは行ってないでしょうね。
「もっと居座って・・・」
大きく咲くでしょうか ?
こればかりは、わかりません。