午後7時を過ぎてもまだ空に青さが残る、
それはそろそろ夏至が来るの知らせです。
今日は蒸し暑さはあるものの過ごしやすい天気、
夜の出勤時、いつも通る一軒家の窓は網戸、
明かりが灯り中が見えるのですが、
机の上には缶ビール、傍らにネコ、きっと心地よい晩酌でしょう。
昨日は午後からシャンソン塾、
講師の水織ゆみさんは先週北とぴあで歌手生活30周年の記念コンサート、
うちのお客様も大勢駆けつけ、盛大に、大成功を収めたご様子、
1つ大きな荷物を降ろしたような、すっきりした面持ちでいらっしゃいました。
多方面からのお手伝いはあるにせよ、
ほとんど一人で賄っている、自分のこととは言え大変です。
ファンもたくさんいらっしゃるので重圧、と言うよりも気遣いを、
終わった後のお礼なども細やかに、
昨日はいらした受講者にお礼状を渡していました。
遠方からの方々にも郵送などで差し上げるのでしょうね。
お礼状の文言を僕に読んでくださったのですが、
やはり、ゆみさんらしい哲学的な、
人生の浮き沈みを淀みない流れで綴ったもので、
ふと、それをかつてどこかで見た気がした、
「あっ」と思い出す、そしてつい発す、
「それ」
「ゆみさんの墓碑にぴったりじゃないですか!」
また、なんてことを (笑)
もちろんこんな悪態も笑って流し、
いやそれどころか真剣に、
「うちのお墓は小さくて彫るところが」
「寄居の先の森林公園の山の中で、遠くて」と場所まで (笑)
全くもって大らかな女性なのです。
今日午後からは古典講座、
源氏物語の登場女性の中で絶世の不美女「末摘花」の巻、
いよいよその容姿が本文に出てくる場面で、
末摘花の鼻を象の鼻に例え、その先が赤いとか、
一体どんな顔なのか想像して、おかしくなりました。
そして偶然ですが、
昨日のシャンソン塾でのあるシーンを思い出す、
それは、「王様の牢屋」という有名なシャンソンを教えていた時のこと、
受講者に、
「これはシコメの歌よ」とおっしゃったのです。
「え?」と聞き返す受講者、
「あ、最近はシコメなんて言わないかしらね」とゆみさん、
「そうですね〜」と僕、
シコメ、わかりますか?
「醜女」
漢字で書くとわかりますね。
末摘花でしょうか?
なんとなく繋がったという話でした。
2017年06月06日
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