2019年08月06日

辞める続ける

朝、さわうたの出勤前に、スーパーに寄ることがあるのですが、
今朝、行ったら、
まだ開店したばかり、パートさんでしょうか、ふたりが、
商品の陳列をしながら話していました。
「早く」
「辞めたいのよね〜」
「でも人がいないから」

すぐに人の話が耳に入ってしまう悪癖 (笑)
「ふーん」
「人使いが荒いか」
「時給が安い?」
「上司とかが・・・」

勝手に想像しながら、
遠い昔、遙か昔、自分もそういうことがあったことを思い出しました。
雇われていた時代。

朝から汗が噴き出すほどの暑さ、
自転車を漕ぎながら店に向かう、
「こっちは」
「どうやって続けて行くかだ・・・」

辞めたい人と続けたい人。
同じ、人ですが、立場はまるっきり違います。

アコナイに来る、多くのミュージシャンたちはどうだろうと思います。
食べるために、
やりたくもない、とは言い過ぎか、
我慢して、なんとか仕事を続けている方もいらっしゃるでしょう。
出来たら、音楽で食べて、などと考えている方も、
または、過去に目指した方も、いらっしゃるでしょう。

先日、ふらっと入って来た男性は、
御年70、自分で仰いました (笑) 若い頃、平尾昌晃さんに歌を習ったとか、
歌手として、ナイトクラブなどでムード歌謡を唄っていたと話してくださいました。
ピアノで唄われたのですが、
仰るだけあって、若々しい艶のある声、
「これなら・・・」ホラじゃないとわかる (笑)
ルックスもなかなか。

しかしその後その方は、
歌手稼業から離れ、店を持ち20年、それも辞め、
今は雇われて働いているそうです。
こういう方は多いのでしょう。

ピアノで3曲、
全てムード歌謡、短時間でしたが、とても感激していました。
「十条にピアノで唄える店があるなんて!」
「昔を思い出したよ」
「まるで・・・」
「レッスン受けているみたいだった」
平尾昌晃先生に、でしょうか。

「入って良かった」
ずいぶん迷ったみたいです。
中の見えない、
うちのような構えの店は、ひとりで、ふらっと入るには勇気いります。
「また、仲間連れてくるよ」

どうでしょう。
今までも、こういう言葉を残されて帰った方、たくさんいますが、
案外そのときだけだったりします。
けれど、その一瞬だけでも、
昔を思い出して、「良かった」と仰るのが、
こちらにとっては一番嬉しいのです。
そうやって、今まで、続けてきました。
まだまだ、がんばらないとですね。
posted by セキシュウ at 20:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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