ふりうたにいらしたお客様の顔が暗い、
聞いたら、
30年来の友人が脳梗塞で倒れたと、
毎日のようにお見舞いに行っているそうです。
やっと意識が戻って、
手を握り返してくるまでなられたとか・・・
旅行も常に一緒に行ったのだとか、
寂しそうな横顔に、
ふと自分のことを思い出しました。
旅行ではありませんが、
7年前の10月、
茂雄の葬儀で山口へ、
通夜の後に一緒に泊まったのが園主、
プラザホテル寿は、それ以来帰省のときの常宿になりました。
園主と朝食を食べながら、
当時はサラリーマンだった彼と、
先のことをあれこれ話したのをよく覚えています。
その彼も病に、
去年の今頃は、緩和ケア病院にいたのですから、
本当に人の一生はわかりませんし、儚いものとも思います。
今朝、ある同級生とメールのやりとり、
そこには、言い古されたフレーズと但し書きの後、
「人生とは、ジクソーパズルをうめていくみたいなもの」とありました。
今井美樹さんの曲が浮かびます。
PIECE OF MY WISH、
「希望のかけら 手のひらにあつめて」
今の僕は、
あつめたかけらを、ここには合うか、ここはどうかと、
毎日のように、いや朝起きて寝るまで、
「はめてみようとしている」
なかなか合わない、
けれど懲りずに何度も、何度も・・・
「どれくらいやれば」
「1枚の絵が出来上がるのか?」
わかりません。
でも、仕上がった絵は何だかわかっています。
昨日の暴風雨で、
あんなにびしょ濡れになったポスターが、
破れずに、
今日の好天の中、堂々と胸を張っていました。

そう。
僕の作っているジクソーパズルは、
パパの作りばなしです。