2020年08月04日

ニュアンス

今回のステージで、パパの作りばなしを唄う前、
早くから会場入りしていたウスイさんに、
リハ後、
「どうでしたか?」
「どう、唄いましょうか?」と確認しました。
そこで出たアドバイスは、
「しみじみと」
「もう、パパはこの世にいないと思って」

ふと、来場者を想像しました。
若い方々は少ない (笑)
だとしたら、
「その方が、歌が引き立つかも・・・」

歌詞は、人によって感じ方が違います。
それを出すのがニュアンス、
微妙な表現が、陰影が、心に伝わる、
とても難しい技量なのでしょうが、
歌い手の責任として、出さないわけにはいきません。
そして、それを出したからといって、
伝わるという保証はない・・・

会場にいらした方は、どう感じてくださったでしょうか?

言葉というのは面白いです。
今日の午後は、父の古典講座、
敬語の使い方について、
同じような意味合いを感じました。

場面は、
「末摘花 (すえつむはな) 」という主人公の高貴な女性の所へ、
彼女より身分の低い叔母がやってくるところです。
末摘花の母は他界しています。

その母の妹である「叔母」は、
姉 (末摘花の母) にいじめられた過去と、
自分が地方の成功者の妻になったということで、
落ちぶれた「末摘花」へ、敬語を使いまくるのです。

いわゆる「いやみ」ですね。
本心は「ざまーみろ」と思っているところを、
「立派なあなたさまさまはーー」と。

千年以上前から、
我々は、言葉を通して、本心を伝えてきたのだと、
改めて感じました。
ニュアンス、面白いです。
まだまだ勉強しなきゃです。
posted by セキシュウ at 22:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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